どうも!ループイフダン歴6年目のさみーです。
ループイフダンで両建て設定にすると単純に利益を2倍にすることができます。
しかし、何も知らずに両建て設定すると危険です。
今回はループイフダンの両建て設定のデメリットを説明します。
- ループイフダン両建て設定のメリット
- 両建ての3つの注意点
- 両建てをやめるときの考え方
ループイフダンの両建てはメリットもあればデメリットもあります!まさに諸刃の剣。
ループイフダンの両建て設定のメリットは?
FXのリピート系注文のループイフダンで単純に利益を2倍にしたいだけなら現状と同じ通貨枚数を同じ方向に増やせば良いのではないか?
両建てには明確なメリットがあります。ループイフダンの同じ通貨ペアで売りと買いを同じ通貨枚数セットする、「両建て」には必要証拠金の圧縮というメリットがあります。
両建てポジション(同通貨ペアについて、売り/買い双方のポジションを保有)に対しては、保有数量の大きいポジション分のみ取引証拠金が必要となります。
(ループイフダンのアイネット証券)
両建ての場合、「買い、売り」のどちらか保有数量が多い方のみ必要証拠金がかかります。
用語としては、「MAX方式」と呼ばれています。
つまり一方向に倍の通貨枚数よりもレバレッジを抑えて、口座維持率を高く保つことができます。
ループイフダンではとにかくロスカットされないように運用することが非常に大切!
レバレッジが抑えらえて利益が2倍になるというのは、有効な方法です。
ただし、注文中の予約には注文中証拠金が必要になる。
ループイフダンを始めるときに選ぶ最大ポジション数の分は、買いでも売りでも注文中証拠金が必要になります。
あまりに多くのポジション数だと両建てのメリットの一つの必要証拠金の圧縮効果が薄れるのでご注意を。
利益2倍になるし、両建てしたい!でも注意点もあります。
ループイフダンの両建て設定のメリットその②【2020年1月21日追記】
両建ての大きなメリットとして、豪ドル/NZドル(2014年から2020年1月時点)のようなレンジ相場ならば同じ2ロットでも
- 買い注文 2ロット
- 買い注文 売り注文1ロットづつの両建てで2ロット
両建ての2ロットの方が含み損が急速に増えるリスクを抑えることができます。
急速に含み損が増えることはロスカットリスクにつながるため、レンジ相場ならば両建てで一定含み損に抑えることができるので資金効率が非常に良いといえます。
ループイフダンで両建て!3つのデメリット
レバレッジを抑えて利益2倍の両建て設定ですが、注意点があります。
デメリット①【常に含み損が発生】
両建て設定時は必ず含み損を持った状態になります。
- 買いエントリーの含み損がない時は、売りエントリーに含み損
- 売りエントリーの含み損がない時は、買いエントリーに含み損
- 現在値が売り買いエントリーの真ん中に位置する場合は、両方の含み損
上下どちらに動こうと含み損が0円になることはありません。
短い運用期間の場合、買いと売りを一気に約定させたら合計利益がマイナスになってしまうこともあり得ます。
両建て運用時は必ず長期運用を行うことを前提に設定してください。
具体的には利益を得るために1年以上は動かし続けたいですね。
デメリット②【両端のクソポジションを掴んでしまう】
豪ドル円の10年チャート図をもとに説明
図の90円から上の青色枠の「抱え続ける買いエントリー」ゾーンでは、上がり続ける可能性は低いので売りエントリーはイイ感じに約定されていきます。
でも「抱え続ける買いエントリー」ゾーンで買いエントリーのシステムを止めずに走らせ続けた場合、下降トレンド時に約定されない買いエントリーを抱えてしまう可能性が高いです。
豪ドル円の買いエントリーはスワップポイントがもらえるので長期間保有してても何とか利益につながる希望はあります。
しかし逆に「抱え続ける売りエントリー」ゾーンでは、売りエントリーを走らせ続けると、ある日突然急上昇したときに売りエントリーが約定されません。
さらに豪ドル円の売りエントリーはマイナススワップを食らって負のクソポジションを抱え続けることになります。
ほぼ約定されないし、マイナススワップ食らい続けるし踏んだり蹴ったりです。
いくら両建てのループイフダン設定とはいえ、10年チャートでレンジを外れている場合は、売りか買いのどちらかを一旦ストップさせた方が安全に運用できます。
ループイフダン運用のストップのさせ方は下記記事に書いてありますので参考にしてください。
参考記事:ループイフダンで「損切りあり」から「損切りなし」の変更はできるのか?
デメリット③【両建ての止め時が難しい。】
ループイフダンの両建ては、必ず含み損が出るので短期間運用で一気に止めると含み損のせいで利益が減少します。
最悪マイナスもありえます。
両建てでできるだけ含み損がない状態にするには、買いと売りどちらか一方づつ止める必要があります。
- 現在値が過去のチャートの高水準なら買いループイフダンを止める。
- 現在値が過去のチャートの低水準なら売りループイフダンを止める。
どちらか片方止めたあと、何カ月か待って含み損が減った状態でもう片方を止める運用になります。
ループイフダンの両建てはおすすめなの?
僕は、ループイフダンで両建ては初心者にはおすすめしません。
両建てではなく買いエントリーか、売りエントリーのどちから片方での運用をおすすめします。
理由は「トラリピ」や「トライオートFX」のようにエントリー範囲を指定できないからです。
ループイフダンで無理に両建てしなくてもトラリピやトライオートFXなら中央値付近のコアレンジに注文を集めたダイヤモンド戦略もできるので、リスクを抑えることができます。
ループイフダンは高いスワップポイントと狭いスプレッドを利用して運用しましょう!
ループイフダンは高いスワップポイントを生かして片方向で攻める!
ループイフダンの豪ドル/NZドルの両建て(2019年9月追記)
2019年8月からループイフダンの「豪ドル/NZドル」のみ両建て運用しています。
豪ドル/NZドルの通貨ペアは5年間1.00から1.14の範囲をずっと動いているのでリスクとリターンを考えれば両建てもアリです。
- 豪ドル/NZドル買いの40pips 1000通貨×2つ
- 豪ドル/NZドル売りの40pips 1000通貨×2つ
開始から一ヵ月ほど経ち、実践の肌感覚としてはかなりいい感じで機能してくれています。
毎週、ループイフダンの検証実績の報告をしていますので見ていただれば「両建てのリアル」がわかるかと。
長期間せまいレンジで動いている豪ドル/NZドルならば両建てもアリ!
ループイフダン両建て設定まとめ
(両建ては諸刃の剣!味方につければ利益は倍プッシュだ!)
ループイフダンの両建ては非常に有効ですが、シンプルな設定しかできないため最高値付近の買いエントリーと、最安値付近の売りエントリーには注意が必要です。
僕も最初のころ両建ても試したりしましたが、狭い値幅を選びすぎて「ループイフダンで失敗」もしています。
僕なら両建ては、「トラリピ」か「トライオートFX」で運用します。
ちなみに僕は「トラリピ」「トライオートFX」とも両建てでやってます(/・ω・)/
気になる実績は毎週更新してますよ↓
シンプル設定で気軽に始められる「ループイフダン」
細かい設定ができない分、手数料やスワップ金利は業界最高水準です。
ループイフダンはシンプルに「買い」か「売り」の単独方向でいこう!
ほったらかしFXトレード【ループイフダンの始め方】を4つのステップで紹介!
- 「【初心者必見!!】ループイフダンとは?評判、必要資金や始め方を解説!」
- 「ループイフダンの口座開設方法」
➡具体的な【口座開設手順】を『画像付き』で説明しています。 - 資金別の設定モデル。10万から始めるループイフダン設定
➡ループイフダンの口座資金別のおすすめ設定ページです。まずは感覚的に資金に対する設定方法がわかります。 - ループイフダンの基本的な設定の考え方!ループイフダン戦略とは?
➡ループイフダン設定における考え方のページです。売買方向についての考え方、目安資金がわかります。