どうも、さみー(@sammy_fx_123)です。
通貨ペア別の特徴を知るだけでも勝率アップにつながります。
今回はヨーロッパの共通通貨「ユーロ」と「日本円」の通貨ペアのユーロ円(EUR/JPY)の特徴を紹介します。
ユーロといえば2016年のブレグジット…。大変やった。
ユーロ円(EUR/JPY)とは
ユーロ円は、ヨーロッパの共通通貨「ユーロ」と「日本円」の通貨ペアです。
FXの世界では、ドルが中心に考えられています。
ドル円やユーロドルなどのドルを含んだ通貨ペアは「ドルストレート」と呼ばれています。
一方、ユーロ円や豪ドル円などはドルを含んでいないため「クロス円」と呼ばれます。
FX会社の内部でEUR/JPY=EUR/USD×USD/JPYの組み合わせで求められたレートになります。
2つの通貨ペアが内部で組み合わさっているためユーロ円を代表とする「クロス円」は「ドルストレート」より値動きが大きいことが特徴です。
予想通り値が動けば大きな利益を得やすい反面、大きな損失でロスカットされやすくなるの通貨枚数や口座資金には気をつけましょう。
ドル円と同じような損切り幅でトレードすると損切りされやすいので注意です。
ユーロ円(EUR/JPY)の値動きの特徴は?
[Investing.com ユーロ円の過去10年月足]
ユーロ円の10年間の最高値 169.91円 最安値:94.1円 変動幅は75.81円です。
ユーロ円は値動きが激しく、トレンドが継続しやすいことが特徴です。
チャートを見てみると2009年から2012年後半まで下降トレンドが続いています。
その後、2013年から2014年後半までは上昇トレンドで大きく値を戻しています。
2018年は下降トレンドになりつつあります。トレンドが継続する限りは押し目狙いのエントリーをすることで勝率が高くなります。
- ニュースでも発表されるためなじみがある。
- 為替ではアメリカの動向がもっとも影響力がある。
- FX会社のスプレッド幅(手数料)がもっとも狭く、有利。
- 1日の値動きが緩やかなため急激な損失にならない。
- ツイッターでもっとも多く情報がツイートされている。
ユーロ円はトレンドが続きやすく値動きが大きいので勝率を上げることができればドル円より大きく儲けることができます。
ユーロ円のスワップポイント方向は?
ショート(売り)方向でスワップポイントが付きます。
FX会社によってスワップポイント額は違いますが10,000通貨あたり平均8円ほどです。
ユーロ円に関してはスワップポイントはほとんど期待できない額です。そのため買いでも売りでも何日持っていようとスワップポイントはあまり気にならない額ですので、FXの為替差益に集中することができます。
ユーロ円はスワップに惑わされることがないので、為替差益で勝負できます。
イギリスのEU離脱(ブレグジット)の影響
ユーロについて知っておくべき出来事があります。
2016年6月24日に起きた、イギリスのEU離脱「ブレグジット」です。
2016年はシリア難民がヨーロッパに押し寄せ各国が受け入れを行いました。その結果、人口増加により離職率が上がり、ヨーロッパ各地でテロが頻発し非常に不安定な情勢でした。
EUに加盟している限り難民受け入れる必要があること、テロの標的になりやすいことからEUを離脱することで自由になれるという思想がイギリスに広がりました。
当時のイギリス首相が、投票してもどうせEU離脱にはならないだろうとの思いから、
「EU離脱するかどうか国民投票で決めよう!」と言い出し、その結果EU離脱派とEU残留派が真っ二つに分かれました。
2016年6月24日は朝から神経質な状態で、ちょっとしたニュースで激しい値動きになりました。
[Investing.com ユーロ円の2016年6月24日1時間足]
朝はEU残留派有利との速報で2円も上昇。しかし徐々に離脱派有利に傾くと中間速報結果でEU離脱が濃厚となったため、118円から109円代まで一気に急落しました。
政治情勢の値動きをファンダメンタルズといいますが、これほど影響を受けた出来事はここ10年ではブレグジットとスイスフランショックしかありません。
ユーロはこのほかにギリシャ危機が叫ばれた時も大きくユーロ安になりました。ギリシャ問題は一旦はユーロ内で資金援助を行うことで乗り切っています。
もし今後再びギリシャ危機が起こった場合は、さすがに2回目なのでユーロ加盟国からの反発が激しく発生するでしょう。
当然、政治情勢が悪化しユーロ円は大きくユーロ安になりますので頭の片隅に覚えておきましょう。
スイスフランショックで多くの損失を出した人もいます。
まとめ
- ユーロ円は値動きが激しく、勝率を高められれば利益を稼ぎやすい。
- スプレッド幅が狭く、扱いやすい。
- ギリシャ危機が再度起こった時は、大幅にユーロ安となる。
僕の場合、ドル円よりユーロ円のほうが勝率が高く稼ぎやすいです。
ドル円でそこそこ勝てるようになったら、ユーロ円やユーロドルなど他のメジャーな通貨ペアも検討しよう!