どうも、さみー(@sammy_fx_123)です。
FXをやっているとリミットとかストップとか出てきますが、間違って覚えてしまっている人も多くいると思います。今回は正しく覚えてFX記事を読むときに混乱しないようにしましょう。
え?違うの?
そうなんです。厳密には違います。詳しく説明していきますね。
FXのリミット(指値)とは?
リミットとは自分が決めたレート値段のことです。指値とも言います。
例えばドル円で現在値が102円だったとして、リミット注文で101円で注文を出した場合、101円にならないと約定(売買の成立)しないです。
希望通り101円になると、リミット注文が通り約定します。エントリー時に指定した値段で売買するときはリミット注文となります。
ドル円を101円で持っている状態で、リミット注文を102円にするとレートが102円になったときにリミット注文が約定し1円分通貨数に応じた利益が入ります。
FXのストップ(逆指値)とは?
一方ストップとは買いエントリーの場合、現在値より下がった時に自分の決めた値段で約定させたいときに使います。逆指値とも言います。
例えばドル円を101円で持っていたとして、ストップ注文を100円に置いたとします。101円からずるずると下がり100円になった時にストップ注文が約定します。
主に損切りしたいときに使う注文がストップ注文となります。
リミットが利益確定でストップが損切りではない理由
リミットとストップのだいたいの意味はわかっていただけたでしょうか。ここで今回のメインであるリミットが利益確定でストップが損切りではない理由を説明します。
リミット注文で利益確定ではないパターン
図で説明したほうがわかりやすいので、まずは下図を見てください。
例では上がることを期待して105円で買いました。そのあと102円まで下がって100円にストップ注文、103円にリミット注文を入れることにしました。
その後、なんとか103円まで戻したのでリミット注文が約定しました。105円で買って、103円のリミット注文で約定のパターンです。この場合、損しているけどリミット注文なのです。
ストップ注文で損切りではないパターン
こちらもまずは、図を見てください。
101円で買って、103円まで上がりました。欲張った105円にリミット注文を入れましたが104円をピークに100円まで下がっています。
しかし103円の時に、102円でストップ注文を入れておいたので一定の利益は確保できたパターンです。こちらもストップ注文なのに損切りではなく利益確定です。
このようにリミット注文は利益確定、ストップ注文は損切りではない場合もありますのでリミットは指値、ストップは逆指値となります。あくまでエントリー時の値段ではなく注文を出した時の値段から上がったか下がったかで指値か逆指値かが決まります。
ストップロスについて
FXではストップというより「ストップロス」という言葉のほうがよく使います。ストップロスとは損切りの逆指値です。
「ストップロスを巻き込んで、急激に下げ幅を拡大」というニュース記事をよく見ます。これは雇用統計の結果が悪い時に売り注文をきっかけに買いエントリーが損を限定するための逆指値注文が次々を約定して下げ方向に勢いを増して進んでいく状態です。
この状態が起こったにも関わらず、もし成行買いをしてポジション持ったままほったらかしにしてたら急激にマイナスが膨らみロスカット(FX会社が行う自動的なストップロス)になる危険があります。このような事態を避けるためにも必ずエントリー後は逆指値注文をしておく習慣をつけておきましょう。FXで自分の資産を守るために必ず行いましょう。
逆指値し忘れるうっかりさんは、指値エントリー+指値注文+逆指値注文が一度にできるIFO注文を徹底しましょう。
ロスカットについて
初心者の頃は少ない資金でハイレバレッジで取引してしまいがちです。僕も1年目の損失を取り戻そうとして2年目によくロスカットを食らっていました。
ロスカットとはFX会社が設定している必要証拠金維持率を下回った場合に自動的に執行される損切りです。FX会社によってロスカットを行う必要証拠金維持率は異なります。
おすすめはしませんが、ハイレバレッジでトレードを行いたい場合は事前に利用しているFX会社の必要証拠金維持率を調べておきましょう。
僕はレバレッジを抑えてトレードをすることで勝率が大きく上がりました。
ハイレバレッジではどうしても利確や損切りタイミングが感情でぶれてしまうからです。その後に無茶なエントリーもしがちです。
FXで大切なことは資金管理です。低レバレッジでトレードすることで利益は向上しますよ。
まとめ
- リミットは指値、ストップは逆指値
- ストップロスは損切りの逆指値
- 逆指値注文は非常に大切! 自分の資産は自分で守ろう。
FXのリミット注文、ストップ注文の用語はわかっていただけたでしょうか。ちょっとした用語の勘違いで、逆方向にエントリーして大きな損につながることもあるかもしれないのでこの記事内容で覚えてくれたら嬉しいです。